ジクレー版画〈極楽浄土 扇面〉
木村英輝の代表作、青蓮院門跡華頂殿の襖絵「蓮-三部作-」
本作は、襖絵の制作から13年を経て、2018年に新たに描きおろされた原画から作成したジクレー作品です。
ジクレー(Giclee)版画とは
フランス語で“吹き付ける”という意味のジクレーはリトグラフやシルクスクリーン版画と違い、版を用いずに刷り上げる最先端の版画技術です。原画を高解像度でスキャニングしたデジタルデータを、最高級水彩画紙「モロー」に高精細で高色域、高い保存性を誇る顔料プリントを施しています。
ジクレーは、作品の凹凸やキャンバスの質感など微妙なニュアンスを再現し、作者独自の“色”と“タッチ”を最も忠実に表現する技術と言えます。
ジクレー版画には正式な作品として木村英輝直筆のサインが入ります。
SCAMERA-Muse
世界最大級 2m×2mサイズの原稿を超高精細かつ非接触でスキャンが可能な超大型デジタルアーカイブスキャナー。文化財クラスの襖や屏風などものスキャニングも手がける、ニューリー株式会社様で原画をスキャニングしています。
美術館レベルのクオリティ
12色のインクを何度もドロップすることによって従来のプリントでは表現できなかった色彩を表すことを可能にしました。
木村英輝作品の色彩と躍動感を表現するベストパートナーとしてミュージアム・クオリティの作品をお届けします。
250年規模の耐光性を実現
美術作品として耐光性は最も重要な要素です。作品完成時の状態を保ち、できるだけ永く遺すことが求められます。ジクレーで用いる顔料インクは用紙との組み合わせにより、高い耐水性と150~250年※規模の耐光性を実現しました。(※一般的なガラス内に展示した場合の対抗年数期待値。)
本作は、高品質の顔料ジクレープリントに加え、縁取りのゴールドをシルクスクリーンプリントで仕上げたハイブリット仕様です。
制作年 | 2024年 |
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技法 | 国産ファインアート紙(モロー)にジクレープリント+シルクスクリーン |
サイン | 画面に木村英輝直筆サイン |
スキャニング | ニューリー株式会社 |
ジクレープリント | 株式会社グラフィック |
本紙サイズ | W60×L30 (cm) |
フレームサイズ | W62×L32 T2.5 (cm) |
重量 | 1.5kg |
作品の状態 | 良好 |
額仕様 | 扇面マット+アクリル |
お届け期間 | 約1週間 |
特記事項 | ※専用箱付き。梱包材で包んで発送致します。 |